シリンダーヘッド&プラグ

 点火プラグ装着部分

 注意:必ず最初は手で回してプラグを挿入する。
 最初からプラグレンチを使用すると、ねじ山を破損することがある。また強く締めすぎるとネジ山が破損する。

・プラグ装着は最初手で廻し、10回転ぐらいで抵抗がかかる。それからプラグレンチを使い締め付ける。
  *新品プラグの時は、付属のプラグワッシャが圧縮されるので気おつけよう。2.0Kg・m
・プラグの焼け具合
 
良好   硝子が乾きキツネ色(茶褐色)。高級海老天のフライの色。食べたことない?この色
 焼け過ぎ 硝子が白っぽくなっている。ニードルを開く
 かぶり  硝子が黒っぽくなっている。ニードルを絞る
ニードルの調整は1回に1/8回転以内の範囲で行ってください。

 参考 気象条件による変化の状態
 冷たい空気 薄くなるので 濃くする。 
 暖かい空気 濃くなるので 薄くする。
 湿った空気 濃くなるので 薄くする。
 乾いた空気 薄くなるので 濃くする。
 標高が高い 濃くなるので 薄くする。

 シリンダー
  焼き付き等のアクシデント以外通常走行時にバラスことはない。
  アクシデントが起きたとき。只今工事中です。

 クランクケース
  通称 腰下と言っている部分。
  焼き付き等のアクシデント以外通常走行時にバラスことはない。
  アクシデントが起きたとき。只今工事中です。

 ピストン&ピストンリング

カートのパーツ類の中で最も重要かつ消耗の激しい部品以下の状態又は数値を超えた場合は交換しましょう。
 圧縮が弱くなった。        ピストンリング合口が0.35〜0.5mmが適正
 エンジンが掛かりにくくなった。  シリンダーとピストンの隙間 0.030〜0.035mmが゙適正
 走行時間が15時間を超えたもの  シリンダー径歪み 0.015mm内が良い。
 KT100Sにおいてはピストンサイズは16サイズで、ノーマル97.98.99.スタンダード.05.10.15.20.25.30.35.40.45.50.55.60
 ピストンリングは12サイズでノーマルから0.05ずつUPです。
 貴方のエンジンのヘッドを開けたら、ピストンの頭が出ますので、確認して下さい。00から上は刻印があります。なにもない場合はノーマル状態です。
 サイズを覚えておくとトラブル等の時、役に立ちます。パーツ交換に自信のない方は、当コースでは親切に指導します。このとき、SMALLベアリングとサークリップを交換しましょう。パーツに付いてはこちら
 使用工具は12のソケットとトルクレンチ(この工具はちょっと高価)及びピストン抜き、当コースではお貸しします。ラジオペンチでOKですよ